作品情報・キャスト
ヴァンパイア(吸血鬼族)のソーニャとライカン(狼男族)のルシアンが掟を破って恋仲となり子を身籠もった事件から2族は1000年に及ぶ戦いに突入。
ヴァンパイアの勝利が近付いていた頃、セリーンはライカンが不審な動きをしている事に気付き調査すると死んだと思われていたルシアンが・・・
ネタバレあらすじ/アンダーワールド
ライカン(狼男族)のリーダーであるルシアンが600年前に殺され残党は報復と炎が渦巻く街に散りました。
ヴァンパイア(吸血鬼族)は1000年以上にわたる抗争に勝利したと思われていたがルシアン亡き後も因縁の血族の争いは続きました。
ライカンに不審な動き
ヴァンパイアの処刑人である女戦士セリーンはライカンが執拗に人間を追っているのを目撃し追撃して銃撃戦となります。
戦いながらセリーンは駅のホームの地下から大勢のライカンの唸り声を耳にし、ヴァンパイアのリーダー代行であるクレイヴンに報告するがライカンは絶滅寸前なはずだと信じてくれません。
また、ヴァンパイアは3人の長老の2人が眠り1人が交代で一族を管理しているがマーカスを目覚めさせ交代する儀式「復活祭」が迫っていたので状況を把握するのが先決だと言われます。
ソーンをリーダーとした捜索チームをよこしてくれるが自分がリーダーでない事に不満を持つセリーンは独自に調査します。
追われていた人間マイケル・コーヴィンの家に侵入し「どうして奴等に追われている?」と聞くがその時ライカンが襲撃してきました。
セリーンは彼を守りながら屋敷に戻るが傷を負っていて気を失います。クレイヴンを慕うエリカはセリーンが人間のペットを連れ込んだ噂を聞きやってきます。
エリカはマイケルの肩にライカンに噛まれた痕があるのを目にするが目覚めたマイケルは威圧された事に驚き窓から抜け出し逃走します。
長老を目覚めさせる
セリーンはクレイヴンがまったく話を聞いてくれないのを疑問視しルシアンは実は生きているのではないかと疑います。
600年前にルシアンが死んだとされたのはクレイヴンが殺したとルシアンの皮膚を持ち帰ったからです。
セリーンは父親代わりとして信頼する長老ビクターの導きが必要だと思い、一族の長を長老以外の者が復活させるのはかつてない事ではあるが自分の血を吸わせビクターを目覚めさせます。
自分の身体に異変を感じたマイケルが訪ねてきたのでセリーンは「ビクターを蘇らせた」とクレイヴンに伝えマイケルを連れて屋敷を離れます。
セリーンはマイケルが度々見るのは幻覚ではなくルシアンに噛まれ彼の記憶が移されたのだと教えます。
セリーンは少女の頃、ライカンに襲われ家族を皆殺しにされていました。ライカンを追ってきた最高齢で最強のヴァンパイアのビクターに助けられ、その日のうちにヴァンパイアにされ復讐するための力を貰い過去と決別したのです。
セリーンは明日の満月の日マイケルは狼となり餌を求めて人間を殺すはずだと説明し手錠をかけます。
そして必ず戻ってくると約束するが明日の晩までに間に合わない可能性もあるため何時間かは変身を食い止められる銃を渡しました。
セリーンは屋敷に戻りルシアンは生きていると告げるが1世紀早くビクターを起こし掟を破った事で監禁されてしまいます。
しかし、復活祭にやってきた長老アメリアたちがライカンに襲われるとエリカによってセリーンは助け出されます。
セリーンはマイケルの元に向かうが大勢のライカンに襲われたため彼を先に逃がし戦います。
マイケルは高い位置から落とされ死ぬと思ったが怪我もせず普通に着地できたので驚きます。
皆殺しにしたセリーンだがマイケルが連れ去られるのを目撃します。
ヴァンパイアもライカンも祖先は同じ
セリーンはライカンの医師ジンゲを捕らえビクターの元に連れて行きます。
ライカンとヴァンパイアの交配を成功させるにはアレキサンダル・コルヴィナスの末裔であるマイケルの血が必要なのだと話し始めます。
5世紀のはじめにハンガリーの将官だったアレキサンダルは恐ろしい疫病に襲われるが彼だけが生き残り肉体は病原体を有効なものに変え永遠の命を得たのです。
3人の息子にも受け継がれたがコウモリに噛まれヴァンパイアになった者、狼に噛まれライカンになった者、そして人間として死への孤独な道を選んだ者と別れました。
現実にヴァンパイアもライカンも祖先は同じなのです。
「ルシアンが死んだなんて誰から聞かされたんだ」と言われたビクターとセリーンはクレイヴンの姿が消えている事に気付きます。
ルシアンの目的はヴァンパイアとライカンの混血種を造る事であり内通していたクレイヴンはビクターを殺し自分が長になろうとしていたのです。
アメリアは血を抜かれ元老院のメンバーが皆殺しにされた知らせが届きビクターはジンゲを始末し疑って悪かったとセリーンに謝罪します。
結末/アンダーワールド
ルシアンは拘束するマイケルから血を手に入れます。
ルシアンに噛まれていたマイケルはルシアンの記憶を鮮明に見ます。
ヴァンパイアを日光から守っていた奴隷ルシアンはヴァンパイアであるソーニャを妻にしたが父親であるビクターは混血を恐れ自分の娘ソーニャを日に晒して焼き殺したのです。
怒ったルシアンは狼男になりソーニャのペンダントを奪い対抗する力を付けるため逃走しました。
そこから従属関係は崩壊し争いが始まったのだとマイケルは知ります。
クレイヴンがルシアンの元にやってくるがセリーンは仲間を引き連れ追跡していました。
ビクターにすべてばれてしまったクレイヴンは硝酸銀の弾を撃ちルシアンに重傷を与えます。
セリーンは拘束されているマイケルを助け出そうとするがマイケルもクレイヴンに撃たれてしまいます。
そこでセリーンは思いもしない話をクレイヴンから聞かされます。
「家族を皆殺しにしたのはライカンではなく、お前が信頼するビクターだ。お前だけは娘ソーニャと似ていたから殺せなかっただけだ」
ルシアンは這い蹲ってやってきてクレイヴンの足に剣を突き刺し「マイケルを助けたければ噛め」とセリーンに言います。
混血種を造ることになるがマイケルを助けるためセリーンは噛みました。
クレイヴンはルシアンを射殺したあとビクターを目にして逃走しました。
ビクターはマイケルを始末しようとするが混血種となったマイケルは最強の戦士と化け互角に戦い始めます。
そこへヴァンパイアがやってきてマイケルに銃を乱射するがセリーンはそれを止めるために倒します。
そしてマイケルを羽交い締めにするビクターの頭を背後から斬りつけ家族の仇を取りました。
ソーニャのペンダントを拾いセリーンはマイケルと共にその場をあとにします。
眠っていたマーカスは死んでいたジンゲの血が流れ落ちて吸収し混血種となり目覚めようとしていました。