映画「ヴェンジェンス」ネタバレあらすじ/法で裁けぬなら俺が抹殺してやる

 

作品情報・キャスト

事件で相棒を失い悲しみにくれていたジョン刑事はシングルマザーのティーナと出会い徐々に元気を取り戻していた。

しかし愛娘の目の前でティーナが性的暴行を受けてしまい逮捕したもののすぐに出てきたため自らの手で成敗しようとする。

監督=ジョニー・マーティン/ジョン・ドロモア(ニコラス・ケイジ)ティーナ(アンナ・ハッチソン)ベシー(タリタ・ベイトマン)アグネス(デボラ・カーラ・アンガー)ジェイ・カートパトリック(ドン・ジョンソン)

 

ネタバレあらすじ/ヴェンジェンス

湾岸戦争の英雄であるジョン刑事は州内最悪の治安であるナイアガラフォールズでいつものように被疑者を追っていたが相棒を亡くしてしまいます。

負傷したジョンは30日間現場に出られなくなり失意の日々を過ごしていました。

ジョンがよく行くBARには勇士勲章授与の写真が飾ってありシングルマザーのティーナから「会えて光栄」と話しかけられます。

娘を迎えに行くティーナから「あなた聞き上手だから電話して」とメモを渡され、ジョンは「自分も妻を亡くしたから…」と受け取ります。

 

娘の前で暴行される母親

ホームパーティの帰りティーナは不良達に襲われ12歳の娘べシーの目の前で暴行されます。

べシーは「お願いだからやめて」と泣き叫ぶ事しかできません。復帰したジョンはパトロール中に助けを求め1人で歩くべシーを保護します。

現場に駆け付けると大量に出血しているティーナを発見し言葉を失います。

DNAや指紋などからジョンは簡単に犯人を割り出し4人全員逮捕しました。唯一の目撃者であるべシーも逃げずに頑張って協力しました。

ティーナは一命を取り留め、報せを受けた恋人ケイシーは彼女の好きなユリの花を持ってお見舞いに行きます。

べシーは感謝を伝えるが、ティーナの母親は「何しに来たの?」と言いました。

 

犯人があっさり釈放

ティーナは退院し実家で安静にするが母親とべシーは元気がありません。

犯人フィック兄弟のバカ母親が「息子がそんな事するはずない、濡れ衣だ」と大金で敏腕弁護士を雇い犯人をあっさり保釈させたからです。

べシーは買物に行くと不良仲間から余計な事ベラベラ話すなと脅されます。

事件を思い出し毎晩パニックに陥っていたティーナだが勇気を持って法廷に立ちます。

現場に駆け付け逮捕したジョンも証言するが敏腕弁護士は巧みな話術で「無責任な母親が娘を連れて乱行に連れて行った。娘は母親のとんでもない育児放棄の犠牲者だ」と訴えました。

「酒に酔った母親が自分を買わないかと誘い断ると暴行を受けたため身を守るために殴り返した」

弁護士の作り話にパニックに陥ったティーナは冷静に話せなくなります。

 

精神安定剤を大量に投げつけ夜中に家を出たティーナは酒を飲みに行き朝まで街を彷徨います。そして滝に身を投げようとするが「娘がいるだろう」とジョンは声を掛け止めます。

「私の心は死んだ」

ジョンはそっと手を差し出し、引き寄せて抱き締めます。

家まで送り「ママから目を離すな。しっかり守ってやれ」とべシーに伝えます。

べシーは玄関のチャイムが鳴り出ると可愛がっていた猫が吊るされていました。泣きながら埋葬しジョンに「奴等がきた」と連絡します。

 

法で裁けぬなら抹殺するしかない

法廷で「最高だ」と嘲笑う犯人を見ていたジョンは犯人の1人ジミーを監視しているとケイシーに暴行を加えました。

ジョンは声を掛け向かってくるジミーの頭を撃ち抜きました。

法廷で顔を見ていたはずだと上司から咎められるが暗かったしナイフ持っている男が向かってきたから自己防衛のために発砲したと言い張りました。

ジミーが殺害され、弁護士は「強姦罪と捕食的性的暴行罪は忘れて加重暴行罪を軽犯罪に。代わりにティーナと娘への罪を認め懲役3年は保証する」と代理人に取引を持ち掛けます。

ティーナの容態を知っている代理人は当然断ろうとするがあれから話せていない状態であるため言葉に詰まります。

また弁護士は陪審裁判は保証できないし負けたら懲役20年だと説明し取引して懲役3年を選択したらどうかと依頼人に伝えました。

しかし馬鹿母親は「あの女を信じる奴はいない。犯してもいない罪は認めない」と言い張りました。

 

結末/ヴェンジェンス

ジョンは法務調査員だと連絡してフィック兄弟をティーナが身を投げようとした滝に呼び付けます。

馬鹿兄弟は「ティーナの売春してる証拠写真や宣誓供述書が手に入る」と喜んでいました。

ジョンは2人を射殺し滝に放り投げ車の中に半分に千切ったカナダ側がないハイキングコースの地図を投げ入れました。

家を売ってまで弁護士を雇った馬鹿母親だが「兄弟は車を乗り捨て国境を超え逃亡」と報道されマスコミから責められます。

 

フィック兄弟が消えたニュースを見たベシーは「戻ってきたらどうしよう」と怯えるとティーナは「二度と戻って来ないから大丈夫」と言いました。

べシーは祖母と買物に行くと残る犯人フリッツが現れ「ママが被害に遭った時にはいなかったと裁判で証言しろ」と脅されました。

フリッツは「厄介な事になってるね。ティーナの秘密を知っているから陪審に教えなよ」と女性の声で連絡があり会いに行きます。

ジョンは入ってきたフリッツに銃を突きつけ「神よ、お許しを、正しいと思うことをしました」と書かせます。

そして銃に手を添えさせ発砲しました。自殺として処理され事件の真相は葬られます。

 

ティーナとベシーは引っ越す事になりお別れを言いに訪れます。

「ママは元気になった。ありがとう」

「君がママを守ったんだよ」

もしも将来娘ができたらベシーみたいに育つといいと告げ2人は金網越しに握手しました。

ジョンは車に乗り込みバックミラーで2人の姿を目に焼き付けながら仕事に向かいました。

 

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