へぇ~♪そうなんだ~♪

<ネタバレ・あらすじ>映画やドラマ、小説などのネタバレになります。

「 ウインド・リバー 」< ネタバレ・あらすじ > 痛みから逃げるとすべてを失ってしまう (キャスト・感想)

 

 

~注意~

●これから邦画・洋画・ドラマをご覧になる方は、

内容・結末を知る事になりますのでご注意くださいませ!

 

 

 

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アメリカ先住民保留地ウインド・リバーで少女の遺体が発見される。

野生生物局の白人ハンターは少女が娘の親友だったので心を痛め、FBI女性捜査官ジェーンから現地に詳しい理由で捜査への協力を求められます。

この土地ではなぜか少女ばかりが殺されていた・・・・。

監督は「ボーダーライン(2015)」で脚本を務めたテイラー・シェリダン。第70回カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門・監督賞に輝いた実話を基にしたアクションサスペンス映画です。

◆コリー・ランバート(ジェレミー・レナー)◆ジェーン・バナー(エリザベス・オルセン)◆マット(ジョン・バーンサル)◆ベン(グレアム・グリーン)◆ナタリー(ケルシー・アスビル)

< ネタバレ あらすじ >

ウインド・リバー

FWS(合衆国魚類野生生物局)白人ハンターのコリー・ランバートはワイオミング州ランダーで暮らす別れた妻の家を訪ねます。

部族警察長ベンの依頼を受けウインド・リバー(アメリカ先住民保留地)に行くことになったので息子ケイシーに狩りを教えてやろうと連れ出します。

ケイシーを同じくFWSハンターの義父ダンに預け、牛が殺されていたので敵を探るためスノーモービルを借りて偵察に行くが雪山に埋もれる少女の遺体を発見します。

ランバートは娘を雪山の凍死で亡くしており、更に被害者が娘の親友ナタリーだったので心を痛めます。

吹雪の中、FBI女性捜査官ジェーンがやってくるが裁判所から直行してきたので薄着でした。遺体発見現場まで8キロありそのままでは凍死してしまうためランバートは防寒具を貸します。

 

ランバートとジェーンはスノーモービルで現場に向かいます。

ジェーンは遺体を見てすぐに「殺人」だと思います。ランパードは足跡を見て、つま先が深くかかとが浅いことから走ってきたのだろうと分かるが夜の気温はマイナス30度近くなり走りながら冷気を吸うと肺が凍って血が噴き出し破裂するんだと言いました。

ランバートの仕事は猛獣全般を仕留めるハンターだが現地に詳しい事で捜査協力を求められました。

 

ナタリーの両親は恋人と一緒だと思っていたので捜索願いを出していませんでした。

検視の結果、肺出血により命を落とす事になったが明らかに暴行された痕跡があり必死に逃げようと走っていたことが分かります。

襲われていなければあり得ない状況なので殺人で立件できるはずだとジェーンは思うが検死官は検察が動けば協力するが死因を他殺にはできないと言いました。

ウインド・リバーは広大な敷地をたった6人の部族警察で管理しており死因が肺出血であるならばジェーンはすぐに呼び戻されてしまう事になります。

ランバートはナタリーの実家を訪ね娘が亡くなり苦しんでいた時にカウンセラーから言われた言葉を伝えます。

「いい知らせと悪い知らせがある。悪い知らせは娘の死を埋められるものなどないということ。いい知らせは事実を受け入れ苦しめば娘と心の中で会えるということ」

 

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サムとバートのリトルフェザー兄弟とナタリーの兄フランク・ウォーカーは悪として有名でありベンとジェーンは家を訪ねるがいきなり催眠スプレーを噴射されてしまいます。

ジェーンは必死に目を開けながら突入しライフルを手にするサムを射殺しました。

ランバートは裏口で待機しておりバートとフランクが飛び出てきたのでスコップで殴りつけたあと正座させて拘束しました。

フランクは妹が被害に遭った事を初めて知り泣き崩れます。ジェーンは署で聴取を行いナタリーの彼氏の名前を吐かせると言うがランバートは「どうせ口は割らない」と言いました。

彼等からしたら三度の飯とベッドは天国のような生活なのです。

それよりもランバートはスノーモービルの跡を見付け双眼鏡で辿っていくと遺体発見現場まで繋がっていました。スノーモービルの跡がここから始まっているが戻ってきた痕跡がないため跡が消える前にいくべきだと訴えました。

ランバートとジェーンはスノーモービルで跡を辿っていくが深い森の中で鷲が遺体を突っついていました。

 

ランバートはベンに頼んで自ら聴取を取り「ナタリーの恋人だった者は堀削所の警備員マット」とフランクから吐かせます。

ジェーンはランバートが聴取して吐かせた情報は証拠にならないので聞くか迷うが恋人が掘削所で働いていると耳にし「そうなの」と聞き返してしまいます。

翌朝訪ねに行く予定だったが森で発見された遺体の男がマットだと判明しました。

なぜ捜査に協力してくれるのか聞かれたランバートは自分が留守にしている間に娘がいなくなり30キロ先で凍死しているのが見つかったのだと教えました。

 

ジェーンはベンたちと共に掘削所の監視カメラをチェックするため向かうと堀削所作業員は痴話喧嘩で飛び出した彼女を追っていった以来戻ってこないのでマットをクビにするところだったと言いました。

ジェーンは作業員たちの顔に傷があるのを不審に思いながらも「彼女から捜索願いが出され捜している」と伝えると「雪山で発見されたじゃないか」と言われます。

名前は公表していないのに何故分かったのだと言うと部族警察の一人が銃を取り出した事で互いに銃を突きつけるかたちになります。

ジェーンはFBIであるため警察権を持つのは自分だけだと説明し「事件解決を望むなら攻撃態勢を解け」と命じました。

 

< 結末 >

ナタリーは恋人マットに会いたくて一人で掘削所までやってきました。

体を重ね愛し合うが酔っ払って帰ってきた作業員と喧嘩となりそこでマットは殺され、ナタリーはみんなに弄ばれたあと必死に帰ろうとしていたのです。

ジェーンはマットの部屋まで案内されるが鍵がかかっていました。

猛獣狩りをしていたランバートはスノーモービルの跡を見付け双眼鏡で覗くと掘削所がありました。急いで近くまで行き無線でベンに伝えます。

応答したベンは「すぐに離れろ」とジェーンに伝えるがドアの向こうから撃たれジェーンは吹っ飛びます。

それを合図に銃撃戦となります。

 部族警察は全員やられるがハンターであるランバートが次々と狙撃して敵を仕留めていきます。

ジェーンの治療を急いですると「無線を置いて、逃げた1人を追って」と言われランバートは従います。

ランバートはただ1人逃げた者を捕らえて拘束し「正直にすべて話せば逃がす」と伝えます。

そして真実を知ったランバートは裸足にさせて拘束を解き「ナタリーはこの寒さの中10キロ先まで裸足で走った強い子だ。お前は100メートルも無理だろう」と言い放ちスノーモービルで去りました。

ジェーンは防弾ベストのおかげて助かり、ナタリーの父親も娘に心で会えるように頑張ると決意します。

 

< 感想 >

ネイティブアメリカン女性の失踪者に関する統計調査はなく失踪者の数は不明のままであると最後に流れます。実話を基に制作されたみたいだが病気で亡くなるより殺人の死亡率の方が圧倒的に多かったみたいですね。そして事件として扱われなければ調査すらされない。

FBIに対し先住民が冷たい態度を取ったり先が見えない若者が刑務所に入りたくてドラッグにはまったりする。

「どうしようもない怒りがあるが敵が見えない」

「苦悩」というメッセージがとてつもなく伝わってくる作品だがFBI女性捜査官がちょこっと抜けているので映画は多少楽に見る事ができた。最後の復讐シーンには満足。

先住民保留地であるためアメリカ国内でもネイティブアメリカンがどのような立場に置かれていたのか知らない人も多いらしく背景を知ってもらうためにもこの映画は良かったのではないかと思います。なんせ「アメリカ最大の失敗」と語られているぐらいですからね。