映画「よこがお」ネタバレ感想/善良な女性訪問看護師が不条理に生活を失うサスペンス

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作品情報キャストの紹介

筒井真理子を主演に深田晃司監督が映画化したサスペンス。

二人はカンヌ国際映画祭ある視点部門で審査員賞を受賞した「淵に立つ」に続き再びタッグを組み今作で筒井真理子は芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した。

 

訪問看護師をする善良な市子はその献身的な仕事ぶりで訪問先の大石家で信頼を得ていました。長女の基子は介護福祉士を目指しており市子に対して憧れ以上の感情を抱くようになります。

ある日、基子の妹サキが失踪し無事に保護されるが誘拐犯として逮捕されたのは市子の甥にあたる辰男だった。

市子がそのことを隠していたことが大石家にばれ生活が崩壊し理不尽な現実に追い詰められていく。

白川市子(筒井真理子)大石基子(市川実日子)米田和道(池松壮亮)鈴木辰男(須藤蓮)大石サキ(小川未祐)戸塚健二(吹越満)大石塔子(大方斐紗子)大石洋子(川隅奈保子)など

 

ネタバレあらすじ/よこがお

甥が起こした事件

訪問看護師の白川市子はシングルファーザーの医師・戸塚と結婚を控えていました。

献身的な仕事ぶりで周囲からの信頼も厚く訪問先の大石家からは特に信頼を得ていました。ニートだった長女の基子は市子に憧れるようになり介護福祉を目指すから勉強を教えて欲しいとお願いします。

市子は空いている時間にカフェで勉強を教えることにすると基子の妹サキもやってくるようになります。

ある日、サキが行方不明となり母親の洋子は捜索願を出します。

後日、車でぐったりしているところを発見され無事に戻ってくるが市子はテレビのニュースを見て犯人が甥の達男だったので驚きます。

カフェで勉強を教えているときに達男はサキを目撃していたのです。市子は正直に話そうと洋子を呼び止めるが基子に止められ黙っていることにしました。

ステーションに戻ると皆から「サキちゃん無事でよかった、犯人捕まって良かったね」と言われます。曖昧な返事をする市子は妹に連絡すると「マスコミが張ってるから家にいないの」とかなり動揺していたので時間が必要だと思います。

 

同性愛

サキは連れ去られただけだが「やられちゃった」と学校で噂されるようになり落ち込むようになります。

やっぱり言わなくちゃと思うが基子は「市子さんは関係ないし言ったら来られなくなる」と止めます。

基子から「気分転換に動物園に行こう」と誘われ市子は受け入れます。

基子は小さい頃、友達が遊びに来たときに特に何の理由もなく身体の見せ合いっこをしているとサキが急に入ってきて母親に言い付けに行ったと話します。

「なにその話」と市子は笑うと「サキは本当に何もされていないのかな、だって相手は男だし」と基子は言いました。

目の前にいるサイが勃起しているのを見て市子は秘密を話してくれたから自分も話すと伝えます。

達男がまだ小さい頃に泊りに来たときがあったが朝になると勃起していたのでやらしい意味ではなく興味半分でズボンをおろしたら泣いちゃったのと話します。

こんな小さくてもそうなるんだと・・・、「男だから」の話からなんでこんな話したんだと思う市子は自分は変だよねと話すと基子は「変じゃないですよ」と彼女の手にそっと自分の手を乗せます。

そこに戸塚が車で迎えに来ます。市子は「もうすぐ結婚するから不動産を回るの」と告げると基子はショックを受け歩いて帰りますと告げます。

 

善良な訪問看護師が生活崩壊

ある日、週刊誌に「叔母が手引き」とガセを書かれた事で洋子にバレてしまいます。

嘘付いていたし謝罪もなく何事もなかったようによく家に来られたもんだと責められ市子は謝罪します。

手引きなどしていないと何度も話そうとしたが洋子は聞く耳を持たず出て行けと叫びました。

市子は仕方なくずっと介護してきた市子のおばあちゃん塔子に頭を下げて出て行きます。

戸塚からは何で言わなかったんだと責められるが婚約解消するとまでは言われなかったので感謝します。しかしステーションの方にも電話が殺到しマスコミも押し寄せるようになります。

それでも仕事をなんとか続け基子の勉強もカフェで教えていました。

 

悲しき復讐

基子は「家に帰れないなら一緒に住もうよ、私もバイトして家賃の半分ぐらい稼ぐから」と言います。

市子は「お姉ちゃんに彼がいる」とサキから聞いていたので「私は戸塚さんと暮らすからあなたは彼と暮らした方がいい」と告げると妹は今でも落ち込んでいるのに加害者が何で幸せになるのかと吐き捨てられます。

そしてマスコミの取材に基子は「優しい看護士でしたけど甥のズボンを下ろした話をしたときはちょっとないなと思いましたね」と答えます。ニュースを見ていた市子はモザイクで顔が隠されていてもすぐに基子だと気付きマスコミは手引きしたんだとどんどん食いつきます。

これ以上仕事場に迷惑かけられないと思った市子は「退職したのでここには来ないで下さい」とマスコミに頭を下げ掻き分けてその場から離れます。

基子が「どうしてあんな事言ったのか自分でも分からなくて」と謝罪に訪れるが市子はインターホンを切ります。

ペンキでいたずらされた軽自動車で戸塚のもとに行き別れを告げたあと返りの途中で車が溝にはまってしまいます。被害者を支援する団体のパンフレットを見にした市子は相談に乗って欲しいと訪ねるが「被害者ではない」と言われてしまいます。

気分が悪くなり吐いてしまうと米田和道に大丈夫ですかと声をかけられます。市子は大丈夫だと言って去るが基子の携帯画面にあった顔だと気付き尾行します。

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市子は美容院を訪ね米田和道を担当に指名すると「どこかで会ったような気がします」と言われます。

否定する市子は「亡くなった夫と同じ名前だったから」と返し名前はリサと名乗りました。後日、和道がゴミを捨てるところに偶然を装って声をかけ「近所で知り合いがいると心強い、何かと物騒で1人暮らしだから心配」と連絡先を聞きました。

市子(リサ)はここに住んでいるからとマンションの前で告げ、去って行ったのを見届けてから和道の向かいのボロいアパートに帰ります。

和道が帰宅したのを確認して窓から部屋を覗いていると基子がいました。

 

結末/よこがお

和道が友達からドタキャンをくらい暇が出来たとゆうので市子は美術館に誘います。

市子はポストカードを買って見せるとそこには大石塔子の絵もあり和道は「彼女のおばあちゃんなんですよ」と言いました。

市子は最近亡くなった事を知り涙がこぼれます。

動物園に行って飲みに行き、市子は激しく抱かれます。そして翌朝、和道のスマホで自分の笑顔、そして股を広げて写真を撮り基子に送り付けました。

そして自分の名前はリサではないし今まで話した事はすべて嘘、抱かれたかっただけだと和道に伝えました。

ただ、復讐したかったんだと・・・・、しかし、とっくに別れているよと言われ感情がおかしくなり笑ってしまいます。

市子は帰ろうとすると「市子さん」と呼ばれ名前を知っていたのだと驚き黙って出て行きます。

妹が薬の過剰摂取で亡くなってしまったので達男の身元引受人が自分しかいない市子は出所の日に迎えに行きます。

達男が謝罪したいというので市子は訪ねるが大石家は引っ越していました。教えてくれるわけないと思い諦めるが横断歩道を車イスを押して渡る介護士は基子でした。

目の前で落とし物を拾っていたので無意識にブレーキから足を離すが信号機メロディーで我に返りブレーキを踏みます。

青信号になりクラクションをずーっと鳴らしたあと車を走らせました。

 

感想/よこがお

日本とフランスの合作映画なんですね。2つの時世が同時進行しているので分かりにくかったが面白かったですね。

最後のクラクションは叫び声を表現し現実を受け止めて前に進む決意が感じられた。

まっすぐで真面目な女性があんな大胆な復讐方法を選ぶとは驚き、しかし題名にある「よこがお」に結びついてくる。

どの角度から見るかで人の印象は全然変わります。本当の「悪」は笑顔の裏に存在するものであり大抵の人は同じ面からしか見ない。

すべてを知るのは家族か、または絆でがっちり結ばれるぐらいの間柄だけでしょう。マスコミが追う顔は一面でしかない。いろんな感情や多くの面を持っているのが人間、その中で愛を探していきているのではないだろうか。

寝取る復讐を選んでも同性愛者の基子にはダメージないと思っていたが好きな市子が男と寝ていてもショックは受けるから一応復讐を果たしているのかしらね、すべてを失ったのは基子がマスコミにリークしたからでありどうしようもなくなって「悲しき復讐」に出たが結局憎しみからは何も生まれない。

最後は希望を持てたようで良かった。

 

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