帝王の娘スベクヒャン(最終話)88話~108話ネタバレあらすじ/結末

韓国ドラマ「帝王の娘スベクヒャン」

第25代武寧王の娘として実在した人物をモチーフに描いた長編時代劇、スベクヒャンの名を与えられた王女をめぐる愛憎劇

三国時代。伽耶の森で貧しいながらも幸せに暮らしていた姉妹は何者かに襲撃され両親を失う。

目を斬られた母親は命を落とす前に長女のソルランに「おまえは百済の王の娘で名前はスベクヒャンだ」と告げるが相手は妹のソルヒだった。

ソルランから離れ百済に辿り着いたソルヒは姉の身分を乗っ取り王女となった。

ソルラン/スベクヒャン(ソ・ヒョンジン)ソルヒ(ソウ)武寧王(イ・ジェリョン)ミョンノン(チョ・ヒョンジェ)チンム(チョン・テス)チェファ(ミョン・セビン)クチョン(ユン・テヨン)へ佐平ヘ・ネスク(チョン・ソンモ)

 

「帝王の娘スベクヒャン」全108話あらすじ一覧

 

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ネタバレあらすじ/88話~108話

 

父の仇

クチョンを再会したソルランは故郷で暮らそうと提案します。

キムンに贈る猪を狩るため百済の王が熊津城の裏山に来ると知りクチョンは仇を取るため向かいます。剣を交わえ圧倒的に勝るクチョンだが「王様は絶対に母親を殺してない」と言ったソルランの言葉が頭をよぎり剣を捨てます。

クチョンは跪き手紙を渡して帰ります。

「スベクヒャンは王の娘ではない。しかしチェファの娘であるのは間違いないので情けをかけ命だけは助けてください」

 

王様の様子がおかしい事に気付いたスベクヒャンは手柄を立てるため高句麗の将軍に密偵を教えてもらいチンムに生け捕りにするよう頼みます。

クチョンは自由な身になるため高句麗の密偵として最後の仕事に向かうが刺客に襲われます。

チェファを殺したのはチンムが送り込んだ刺客だと気付き仇を取るため数人を相手に戦うが力尽き命を落とします。

ソルランは百済に戻り王様に願い出て闡庇司チョンビサ(後宮部の事件を調査する部署)の職に就きます。交渉の邪魔をした者、そしてクチョンを殺した者を捕らえ必ず復讐するとソルヒに伝えました。

 

下手人

王様から手紙と人相書きを渡されたヘ佐平は王女の育ての親でありチェファの夫クチョンだと気付きました。

もともと高句麗の密偵だったクチョンをへ佐平は腕を買いペク・カに送っていました。クチョンは嘘だけは言わない性格であり手紙の内容は真実だと伝えると王様から本物の王女を探すよう命じられます。

ソルランはチンムに長いこと使えるウチにそれとなくチェファに刺客を送り込んだ事を知っていると伝えます。予想通りチンムやヨン達率が送り込んだ刺客に金を渡して逃したのでミョンノンやピムンが協力し捕らえました。

母親を殺した者に間違いないと気付くが自分の存在を隠しているため怒りを堪えます。

王女はマックムを利用し原情文(民の訴えを王に伝える文書)の場に行かせ、謀反人の使用人だがペク・カを裏で操ったヘ佐平も一緒に罰するよう訴えました。

ソルヒ達に騙されたのだと知ったソルランは、これからは時間をかけ容赦なく王女を追い出すと決め協力する者も順番に裁くと言い放ちました。

謀反を起こしたのはソルランには分からない事だが王女の母親を殺したのはチンムとヨン達率のためミョンノンに訴えるが証拠が足りないと言われます。

 

ソルランは王女も目撃者だと気付きへ佐平の側近達を捕らえた噂を流し王様の前にチンムが送った刺客を連れてきます。

王女はへ佐平を失脚するチャンスだと思い王様の目の前で間違いないと発言しました。

説明せよと命じられたソルランは、捕らえた者は盗賊でもへ佐平の私兵でもなくチンムの使いの者だと伝えます。

王女の母親を殺したのはチンムだと証明しへ佐平の無実を証明しました。

(王様は実の息子を罰しなければならずソルランは義理の兄の罪を証明したのです)

 

実の息子であるために・・・

武寧王は実の息子チンムの仕業だと知り胸が苦しくなります。

チンムがやっていないと言えば信じて押し通そうと考える王様だが、前王の息子だと思って生きてきたチンムは王になるため父親を殺し孤独にさせたと憎んでおり自分がやった事だと悪怯れず言い張りました。

死罪は当然だと思っていたソルランだがチンムは謹慎処分を受け王宮から追い出されました。

クチョンを殺したのもチンムなため再び王様を欺くことないよう関与した者を徹底的に調べるべきだと訴えるが王様は二度とチンムの件を持ち出すなと言いました。

怒りが込み上げるソルランはチンムに会いに行き王族が裁かれないのならチンムの仲間を全員地獄に突き落とすと言い放ちました。

ミョンノンとソルランはスニムン王の力を借りキムンとの同盟を妨害したヨン達率を追求すると自分と王女が企てたことだと言いました。

当時、王女はチンムを王の座につかせようとしていた為にミョンノンの手柄を妨害しようとしたのです。ミョンノンから知らされた王様は王女を呼び出し「いつまで欺くつもりだ、おまえはスベクヒャンではない」と言い放ちます。

 

最後の悪あがき

ソルランやピムンの訓練教官テウンが王様の前で真実と嘘を混ぜ王女を追い込むと冷静さを失ったソルヒは行方不明のナウンは死んだと口にします。

王様は王女を廃し百済を救う花スベクヒャンの名を取り上げプヨンとし毎日300回の懺悔をするよう王命を下します。

王女の罪を暴いただけで偽物だと知る者は王様、へ佐平、ソルランの三人でした。

本物の王女を探すよう命じられていたへ佐平から王女の父親はクチョンだとトリムは知らされます。

トリムは同時期に現れたソルランの肩にスベクヒャンの刺青があるのを思い出し今までの不可解な出来事からプヨンの姉でありソルランが本物のスベクヒャンだと気付きます。

ミョンノンを愛するソルランはこのまま遠くから見守るだけで満足だからと王様に報告しないよう願い出ました。

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高句麗軍がトゥジャン城に攻めてきました。王様は砦を守り戦いに出るなと命じ同盟を結んだキムンに連絡します。

ウルミル将軍が先鋒に立っていたのなら勝ち目はないとへ佐平は考え実戦経験が浅いチョヤン将軍を先鋒に立たせるためピムンを使い挑発するべきだと進言します。

ミョンノンは王様と国のため手柄を立てて認めらる世継ぎになるため先鋒を任せて欲しいと願い出ます。

ソルランはミョンノンが無事で帰還するよう祈り続けると高句麗軍を退け追撃中だと知らせが入ります。

一方、チョヤン将軍に先鋒を奪われたウルミル将軍から書状が届き、ソルヒは手を組む事にし毒を使って牢獄から出たヨン達率にミョンノンの居場所を探らせ高句麗に密告しようと企てます。

ミョンノンの名誉は守られチンムを王にし自分は王妃の座につく事ができるとソルヒは考えたのです。

 

すべてを終わらせるために

ミョンノンが奇襲を受け行方不明になった報せが届きます。王様は反対を押し切り戦地に行こうとするがミョンノンは敵を分散させるため退避しただけであり無事に戻ってきました。

ソルヒの手が黒く汚れているのに気付いたソルランは誰かと手紙のやりとりをしているはずだと気付き迷惑をかけないためにソルヒを殺し自分も死のうと思います。

その頃、ヨン達率から話を聞いたチンムは計画がばれたら殺されると思い王宮から逃げた方が良いとソルヒに訴えます。

ソルヒは王妃になれないなら死んだと方がましだとチンムが持っていた刀を抜くが止めようとしたチンムを斬ってしまいました。ソルランは駆け付けるとチンムが血だらけで倒れていてソルヒは王妃に成り切って精神がおかしくなっていました。

「 もうすべて終わりにしよう」

ソルヒを殺すためソルランは落ちていた刀を手に取り振り上げました。

 

ソルランは無事で帰還したミョンノンの姿を見て振り上げた剣を下ろします。

血だらけで倒れていたチンムに意識があったためミョンノンは急いで侍医のもとへ連れて行きます。

剣の先には獣の捕獲に使う毒が塗られており武寧王は自らの血を解毒剤として飲ませ助けました。

状況を聞かれたソルランは、駆け付けた時にはプヨン(ソルヒ)が返り血を浴びて立っていたと伝えました。すべての罪を認めたプヨンは死罪は当然だが戦中のため百済が勝利したあと償わせるべきだとソルランは進言しました。

 

王の子

チンムが王様の血を飲んで一命を取り留めた事でミョンノンは血縁関係にあると気付きます。

自分は東城王の息子だと知ったミョンノンは酒に溺れるようになるが戦場に兵を置いてきた事が気になりチンムを連れて高句麗軍を討ちにいきます。

またソルランはミョンノンが心配でピムンの一員として戦場に向かいました。

ミョンノンやチンム、そしてピムンの活躍により戦に勝利し帰還します。

ミョンノンは漢水以北を取り返し喜ぶ王様にチンムの活躍を伝え王族に戻すよう進言しました。

チンムは監禁されているソルヒを訪ねスベクヒャンでもプヨンでもなく本名を貰い王宮の外で共に暮らしたいと願います。

しかしソルヒは自分はスベクヒャンであり王妃になるのだと言い張りました。

チンムから百済の隅にあるサンヒョン城に送るよう頼まれたミョンノンだが戦が終わったら太子の座を譲り渡そうと決めており王様の息子は自分ではなくチンムだと真実を述べました。

 

王様を恨んで生きてきたチンムは寝室に侵入し怒りをぶつけます。

実子を守るために先代王の息子を殺したくなるのではと恐れ2人を救うためミョンノンとチンムを入れ替えたのだと王様は涙ながらに話しました。

寝室の外で王様の話を聞いていたソルランはチンムと血を分けた兄弟であり愛するミョンノンとは血のつながりがない事を知ります。

ミョンノンは太子の座と名を返上したいと申し出てチンムに返すよう願い出るが王様は息子として、太子として受け入れました。

ヨン達率は王様の心が分からず太子の座から引きずり降ろそうとした事を謝罪しました。

 

スベクヒャン

2人で王宮を出て暮らそうと誘えば幸せになれるが今まで百済のために生きてきたミョンノンはいずれ後悔するだろうと予想します。

戦を終えた事で王様がプヨン(ソルヒ)を死罪にする噂が流れソルランは妹を助けて一緒に故郷に戻ろうとします。

しかし父親とは知らずに高句麗の刺客を捕らえて手柄を立てるよう教えたのはプヨンだと知ります。

黙っていようとしたがソルヒから毒入りの酒を渡され、ソルランは父親を殺したのはソルヒだと言い放ちました。

 

王女を探すよう命じられていたへ佐平はクチョンを治療した医者を見付けクチョンに付き添っていた女の肖像画を描かせるとソルランに似ていました。

王様は今までのソルランの発言を思い出し間違いなく本物の王女で娘だと気付きます。

その頃、父親に刺客を送ってしまったソルヒは毒入りの酒を飲んで倒れてしまいます。ソルランは偽の王女がソルヒだと分かった時点ですぐ王宮を出るべきだったと後悔し連れ出そうとするが王様に見付かってしまいます。

「懸命に王女を探していたのに何故黙っていたのだ」

王様は死ぬ前に娘スベクヒャンに会いたいと探しており泣きながら抱き締めます。気付かなかった事を謝罪されたソルランも感情が溢れ涙を流します。

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結末

王様はスベクヒャンと共に加林に旅に出てチェファに会いに行きます。ソルランは王様と母親がどのように出会い愛を育んだか話を聞きます。

その頃、ミョンノンは行方不明となったチンムを探し王様は深い傷を負いながらも2人を守るために、百済に血の雨が降るのを防ぐためにしたのだと伝え戻るよう言いました。

ソルヒは多量の鎮痛剤で精神が破壊しており医官の治療により百済に来る前に戻っていました。

太子の戦勝祝いが開かれソルランはタニョンの舞を披露しました。王女となり王宮に残ればミュンノンは王座を放棄すると思いソルランはソルヒを連れて百済を去りました。

王様は容体が随分前から悪くスベクヒャンを見送ったあと血を吐いて倒れてしまいます。

王様は百済を救い立て直した功労者はへ佐平だと感謝しスベクヒャンとミョンノンを頼むと最後の願いを伝えました。

駆け付けてくれたチンムに感謝し武寧王は息を引き取りました。

 

故郷で幸せに暮らすソルランの前にチンムがやってきます。ソルヒには王宮にいた記憶がなかったがソルランは「いつでも遊びに来てください、お兄様」と言いました。

へ佐平は先代王が残した言葉をミョンノン王に伝えます。

「よく聞け、ソルランは余の娘、スベクヒャンだ。探し出して王族に迎え安泰に暮らさせよ」

先代王の手紙を渡されたミョンノン王は自分を傷付けないためにソルランは百済を去ったのだと知ります。

 

スベクヒャンの華が舞うと男女は秘めた思いを確かめ過去に縛られていた者は解放され幸せに笑います。

忠誠を尽くしてきた者は更に忠誠を尽くし忠誠を誓わぬ者は悔い改めます。

深い悲しみを抱く者は痛みが和らぎ笑みを知らぬ者は微笑みます。

罪を犯した者は犯した罪を悔いるのです。

 

人を殺す夢を見て怖かったソルヒは自分が殺していたからだと気付き自殺しようとするがソルランは死んで逃げるのはダメだと説得します。

訪ねてきたチンムに私の名はソルヒだと伝えると抱きしめられます。

ソルランは百済と王様の成功を毎日祈っていました。

「何を祈っている?」

振り向くとソルランを迎えに来たミョンノン王がいました。 終

 

 

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